最終更新日 2023年7月5日
結婚式の前撮りスポットとして、九州各地素晴らしい撮影ポイントがたくさんありますが、今回は長崎県平戸市で行った結婚式の前撮りの事例を紹介します。
(※画像の一部はプロカメラマンが撮った撮影データではなく山川個人で撮ったものも掲載しています。)
長崎県平戸市
平戸市は、長崎県北西部の平戸島とその周辺を行政区域とし、長崎県最西端の市です。中心の平戸地区は旧平戸藩松浦氏の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港でもありました。
平戸市にはランドマークとして、平戸城や平戸大橋をはじめ、長崎県で最も歴史を有する博物館である松浦史料博物館なども有名ですね。
今回、提携先であるフラワーショップのお客様にMiimsはヘアメイクと着付けを担当しました。
新郎様のご実家が平戸市ということで、結婚式の前撮りスポットとして選ばれました。
今回の前撮りの衣装は「色打掛」「白無垢」「紋付袴」「ウェディングドレス」「タキシード」です。
ご実家で色打ち掛けからご支度をスタート。ヘアメイク、着付けを終わらせてヘアはお花を挿しやすいように作成。そこにお花屋さんがブーケを作るように花を挿していくのをピンでとめていくコラボヘアを目指します。
松浦史料博物館で和装前撮り
松浦史料博物館とは長崎県平戸エリアでの前撮りスポットとして、ここは外せない程素晴らしい雰囲気の撮影スポットです。
平戸は地理的環境から古代より海外交流の歴史があります。
対外貿易関係やキリスト教に関係する資料、それらにまつわる貴重な古文書類などがあり、多くの研究者も訪れています。そして、海外交流関係に視点がおかれがちですが、収蔵資料はその範囲にとどまりません。
歴代当主・藩主にも個性豊かな人物がいたため、興味深い歴史資料・美術品も多く収蔵しています。その中でも江戸時代後期の平戸藩主であった松浦静山のコレクションは特別です。静山は平戸城内に楽歳堂(らくさいどう)という現在の博物館のような施設を設置しました。そこに当時としても貴重な文物を収蔵します。対象は国内、海外の様々な分野に及んでいます。
それらの多くが現在の松浦史料博物館に受け継がれています。これらの資料は国内のみならず海外の研究者にもその価値が認められつつあります。貴重な成果が21世紀の今日でも発信されているのです。
参照元:松浦史料博物館公式ホームページより
1893年に松浦家の私邸として建てられた「鶴ヶ峰邸」に色打掛と紋付袴の雰囲気が良くマッチした撮影ができました。
平戸城で白無垢・紋付袴の和装で前撮り
松浦史料博物館の茶室で色打掛から白無垢に変更して撮影、続いては更に車で移動して平戸城へ。
平戸城主松浦氏は、始祖を嵯峨天皇の皇子源年(135融(とほる)とし、平戸にはその子孫で、第11代峯(松浦)持(たもつ)が、嘉禄元年(1225)頃に平戸港北側に「御館山城」を築きました。
以来、松浦氏は「御館山城」から、正平72)「白狐山城(びゃっこざんじょう)」、?慶長4年(1599)「日の岳城」、と変遷をくり返しながらも、平戸港周辺を基盤として勢カを拡張し、戦国大名へと発展していきました。
豊臣秀吉に領知の承認をえました。 その後松浦氏は、慶長5年(1600)の「関ヶ原の戦い」では、積極的な動向を表わしませんでしたので、徳川政権に豊臣派の可能性を疑われに及び、慶長18年(1613)築城して13年目の「日の岳城」を焼却して恭順の意を表したといいます。
焼失した日の岳城に替る居館として建設されたのが、元和6年(1620)頃に平戸港の北側の「御館山城」跡の下方に「御館」を建設し藩庁としました。 約90年後の第5代藩主松浦棟(たかし)になって、亀岡に「平戸城」の再築を幕府に願い出て、宝永元年(1704)再築に着手し、享保3年(1718)に完成しました。
概要としては、本丸、二の丸、三の丸、白浜廓、外廓からなり、二の丸に「御殿」が築かれました。 再築にあたり平戸藩では、建築資金を藩領の一部地域の諸税をあて、または藩臣の俸給、神社仏閣の維持費を削減するなどして、費用の捻出を行いました。 宝永元年より享保3年までの城築総入目銀高は1,180貫303匁8分2厘、延べ総人夫数は554,371人でした。 現在の各櫓は昭和37年に平戸市が復元したものです。
参照元:平戸城公式ホームページより
平戸城付近は城の石垣や石畳があるため、和装の雰囲気にもピッタリのスポットです。
白無垢は本来結婚式で着用し、披露宴での和装は色打掛となるため、こうして前撮り撮影で形と思い出に残す方が増えています。
綿帽子バージョンの撮影も行う予定でしたが、強風のため断念。。。。
色打掛を松浦史料博物館、白無垢を平戸城で撮影した後は、洋装の撮影のため、また別の撮影スポットへ移動します。
平戸オランダ商館で洋装の前撮り
和装の前撮りが終わり、次は平戸オランダ商館へ。
平戸オランダ商館は、長崎の出島よりも前に建てられ、日蘭交流の歴史の中で最も繁栄した時期に建築された建物です。年に築造された倉庫は、膨大な量の交易品を保管するために造られたものです。
現在は、当時の貿易に関する史料や貿易品などが展示されています。
和装スポットとして使用した松浦史料博物館、平戸城とも近いため、スムーズな撮影を行うことができます。
和装、洋装の前撮りを希望される方に是非おすすめしたい撮影スポットプランです。
純白ドレスとタキシード
撮影のブーケには生花を使用しました。
提携先のフラワーショップのサービスのため、フラワーアレンジも自由自在です。
平戸公園(平戸大橋大橋付近)で洋装前撮り
平戸オランダ商館を後に、車で5分ちょっと走らせ、今度は平戸大橋が見える平戸公園で洋装前撮りの続きを行いました。
これまで松浦史料博物館や平戸城、平戸オランダ商館と施設での撮影スポットを中心としていたため、最後は自然を利用した撮影にしています。
公園から見える平戸大橋のレッドカラーがアクセントになった良いですね。
Miimsでは今回の前撮りロケ撮影のように、新郎様や新婦様のご実家や思い出の場所などを利用したロケーション撮影も多数行っております。
福岡や長崎、壱岐など九州各地での前撮り撮影のご相談やお問い合わせはご気軽にお問い合せ下さい。
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